薬学部 卒業判定に模擬試験の結果を利用する大学はできる限り避ける
本ページでは、6年制薬学科を選ぶ際、卒業判定に国家試験の模擬試験の結果を利用する大学を避けるべき理由を説明しています。
★ 卒業判定に国家試験予備校の模擬試験の成績を利用する大学はできる限り避けよう
国家試験予備校の模擬試験は本物の国家試験よりも難しいと、模擬試験の受験者の多くは考えています。
薬剤師国家試験に合格するには、試験当日までに本番の国家試験の基本問題が解けるようになっておけば良いのです。国家試験の対策として、無駄に難易度の高い問題に当たる必要はありません。
卒業判定に予備校の模試を利用する大学は、外部業者の難易度の高い模試の成績で卒業が決まることにリスクがあります。さらに、模擬試験の受験が強制だという点も問題です。
また、多くの受験生は本番前の追い込みで伸びます。そこで合格ラインを超える人もいるでしょう。よって、本番よりずっと前の難しい模試で卒業判定される大学は危険です。
以上のことから、卒業判定に国家試験予備校の模試の成績を利用する大学はできる限り避けることをお勧めします。
★ 卒業判定に予備校の模試を利用する大学の情報収集
卒業判定に外部業者(国家試験予備校)の模試の結果を利用していると、薬学教育評価機構による各大学の薬学教育評価の結果の中にそのことが記載されます。
記載例:城西国際大学(2019年度)
2019年度に実施された城西国際大学の薬学教育評価の結果において、「T.総合判定の結果」の項に下記の記載があります。
“ただし、卒業判定に係わる「薬学総合演習」の評価に外部模擬試験の結果を一部組み入れているのは不適切であり、早急に改善することが必要である。その対応状況に関する報告書を、改善が認められるまで毎年提出するよう要請する。”
薬学教育評価機構による薬学教育評価の結果は、機構の公式サイトから閲覧できます。
下記は公式サイトのトップページの画像です。
下記は薬学教育評価の結果の画像です。
下記は2019年度に薬学教育評価を受けた大学の一覧の画像です。