薬学部6年制 ストレート卒業率とは?
本ページでは、6年制薬学科のストレート卒業率について説明しています。
★ ストレート卒業率とは?
ストレート卒業率とは、6年制薬学科に1年生として入学してから留年などせずに6年後に卒業した人の割合です。
★ ストレート卒業率の公表
ストレート卒業率は、文部科学省のウェブサイトの薬学教育のカテゴリー内の「各大学における入学試験・6年制学科生の修学状況等」というページで公表されています。
文部科学省:各大学における入学試験・6年制学科生の修学状況等 へのリンク
★ ストレート卒業率の見方
下記の表は、文部科学省のウェブサイトの「各大学における2020年度の入学試験・6年制学科生の修学状況」の一部です。この表の卒業率の値は、「各大学において2014年4月に1年生として入学した人達のうち、2020年3月までに卒業した人の割合」を表しています。
2014年度入学生のストレート卒業率の計算式は下記の通りです。
文部科学省:各大学における入学試験・6年制学科生の修学状況等 へのリンク
★ 卒業率は各大学のウェブサイト内でも公表
各大学には薬学科の入学年度別の修学状況の公開が義務づけられているため、各大学のウェブサイト内の修学状況を示すページからも卒業率を知ることができます。「標準修業年限内の卒業率」というのが、ストレート卒業率に該当します。
卒業率以外にも、学年別の進級状況やストレート薬剤師国家試験合格率、退学・休学者数など各大学の6年制薬学科の詳細な修学状況を把握できます。
各大学の公式サイト内に詳細な修学状況のページがあるので探してみましょう。
文部科学省のサイト内のリンクから各大学の修学状況のページに行ける場合もあります。
文部科学省ウェブサイトの「各大学における入学試験・6年制学科生の修学状況等」というページにおいて、下の画像に示すように各大学のウェブサイト内の薬学科の修学状況を示すページへのリンクが貼られています。
ただし、リンクが切れていたり、詳細な情報のページとは別の簡易的な情報ページにリンクされている場合が多いです。
各大学の公式サイト内を探せば詳細な修学状況のページが見つかります。
文部科学省:各大学における入学試験・6年制学科生の修学状況等 へのリンク
★ 進級・卒業・留年のデータは偏差値とセットで見よう
偏差値は比較的高い大学なのに、留年者が多い・ストレート卒業率が低い大学には注意しましょう。
テストや課題が異常な鬼門となる科目・先生が存在する等、進級・卒業に関して大学側に問題があるのかもしれません。
偏差値の低い大学で、留年者が多い・ストレート卒業率が低いのは、入学時の基礎学力の不足や勉強習慣がついていない等、学生側の問題が主因となっているケースが多いと考えられます。偏差値が低い割に留年者が少ない・ストレート卒業率が高いという大学は、穴場で狙い目かもしれません。
また、同程度の偏差値の大学間で比較することで、進級率の相対的に低い大学は何か問題があるのかも、進級率の相対的に高い大学は単位が修得しやすいのかも、という見当をつけることができます。
このように進級・卒業・留年のデータと偏差値のセットで大学を比較することにより、進級・卒業のハードルに問題のある大学、または、進級・卒業のしやすい狙い目な大学の見当をつけられます。そこから掘り下げて調査して優劣をつけるのも手だと思います。