薬学部 おすすめは?今後人気の出る・伸びる大学の条件
本ページでは、今後、人気の出る・伸びる薬学部について述べます。
★ 今後、人気の出る・伸びる薬学部の条件は、「大学独自のCBT対策・薬剤師国家試験対策が少ないこと」
そう考えられる理由
◆ 政府が私大薬学部の「国試偏重」を問題視
文部科学省・厚生労働省・薬学教育評価機構などにおいて、6年制薬学教育の評価が行われていますが、私立大学薬学部での教育について、薬学共用試験のCBTや薬剤師国家試験の準備教育に偏っていること(国試偏重の教育)が大きく問題視されています。そして、「国試偏重」を是正することを各大学は要求されています。政府は薬学教育について検討会を繰り返し、6年制薬学科として取り組むべきことを提言しています。それに耳を貸さずに相変わらずCBTや国家試験対策に多大な資源を使う大学は、学生の満足度・研究成果・地域貢献活動などで他大学に溝を開けられると考えらえます。後述しますが、薬学共用試験のCBTと薬剤師国家試験の対策について、今は学生個人で利用できる試験対策ツールが市場にたくさん出回っています。この状況では、大学独自のCBT・国家試験対策に資源を投入することは、大学・学生・地域にとってかけた資源の分のメリットがあるのか疑われます。
◆ 大学独自のCBT・薬剤師国家試験対策が少ないのは学生にとってはメリット
個々の学生の能力・価値観は千差万別ですが、大学独自のCBT・国家試験対策は大学側の都合で実施されており、個々の学生の事情は考慮されていません。
CBT・国家試験対策について、今は学生個人で自分に合った試験対策ツールを選べる時代です。
大学独自のCBT・国家試験対策はできる限り少ないことが学生にとってメリットであると考えられる理由を述べます。
◇ 大学独自の試験対策が自分に合うとは限らない
大学による試験対策は一律なものであるため、合う人もいれば合わない人もいます。
合わない人はゼロから自分なりの試験対策を確立する方が良いのですが、大学独自の試験対策が強制だった場合は時間と体力を大きくロスしてしまいます。
◇ 個人で利用できる試験対策ツールの拡充により、ゼロから自分に合った試験対策を確立する優位性が高まる
試験に合格するには、自分に合った試験対策を確立することが大事です。
個人で利用できる薬学共用試験のCBT・薬剤師国家試験対策のツールは年々増加しており、個人にとって勉強方法・教材の選択肢が増えました。今は豊富な選択肢の中から自分に合ったものを取り入れることで、手堅く学力を伸ばせます。
また、個人で利用できる試験対策ツールの拡充に伴い、やり方次第で合格するのに掛かる時間・労力・費用を抑えられる幅が広がりました。
CBTや国家試験を年度内に控えていても、自分の興味のある分野の勉強・研究、部活・サークル活動、趣味、バイトなどに費やすための時間を確保しやすくなったのです。
大学独自の薬学共用試験のCBT・薬剤師国家試験対策は、学生が自由に使える時間を奪います。
将来的に自分の時間を確保できるよう、大学独自の試験対策が出来る限り少ない学校を選ぶ方が良いと考えられます。
◇ 大学独自のCBT対策・国家試験対策の大学間の比較の仕方
大学独自のCBT・薬剤師国家試験対策の具体例として、復習を目的とした演習科目、外部の国家試験対策予備校の講師による課外の講義、国家試験予備校の模擬試験などがあります。
大学独自のCBT・薬剤師国家試験対策の実施状況は、薬学教育評価機構による各大学の薬学教育評価の結果、または、各大学のサイトや入学案内などのカリキュラムを紹介するページが参考になります。