薬学部選び 卒業率を国家試験合格率よりも重視すべき理由

本ページでは、6年制薬学科選びで、ストレート合格率よりも、ストレート卒業率を重視すべき理由を説明します。

トップページ へ

 

薬学部の選び方トップ へ

 

★ 国家試験は個人でどうにでもなる。まずは、進級・卒業しやすい大学を選ぼう。

 

薬学部の大学選びで怖いのは、定期テストやレポート等に難がある、進級・卒業要件が厳しい等で、大学特有に進級・卒業のハードルが高いことです。

 

ストレート卒業率が低いことは、大学側に問題のあることが危惧されます。

 

個々の大学の進級・卒業について、個人が助けを求められる所が見つかるかはわかりません。

 

一方、薬剤師国家試験合格率が低いことは、学生個人の問題に寄る所が大きいです。
薬剤師国家試験は、個人で利用できる試験対策ツールが豊富に出回っていますので、適当な教材を選んで自分なりに勉強すれば合格できます。大学のサポートは不要です。むしろ、大学独自の試験対策が足かせになる場合もあります。

 

薬剤師国家試験の対策は個人でどうにでもなります。
とにかく進級・卒業のしやすい大学を選ぶ方が良いと考えられます。

 

よって、ストレート国家試験合格率よりも、ストレート卒業率を重視して大学を選ぶことをお勧めします。
国家試験の合格率は気にしなくて良いです。

 

 

★ 進級・卒業・留年のデータは偏差値とセットで見よう

 

偏差値は比較的高い大学なのに、留年者が多い・ストレート卒業率が低い大学には注意しましょう。
テストや課題が異常な鬼門となる科目・先生が存在する等、進級・卒業に関して大学側に問題があるのかもしれません。

 

偏差値の低い大学で、留年者が多い・ストレート卒業率が低いのは、入学時の基礎学力の不足や勉強習慣がついていない等、学生側の問題が主因となっているケースが多いと考えられます。偏差値が低い割に留年者が少ない・ストレート卒業率が高いという大学は、穴場で狙い目かもしれません。

 

また、同程度の偏差値の大学間で比較することで、進級率の相対的に低い大学は何か問題があるのかも、進級率の相対的に高い大学は単位が修得しやすいのかも、という見当をつけることができます。

 

このように進級・卒業・留年のデータと偏差値のセットで大学を比較することにより、進級・卒業のハードルに問題のある大学、または、進級・卒業のしやすい狙い目な大学の見当をつけられます。そこから掘り下げて調査して優劣をつけるのも手だと思います。

トップへ戻る